どーも、みつおです。
2025年に資格を2つ取りました。5月にOSS-DB Silver、7月にAWS SAA。
で、実務で「取ってよかった」と思ったのは、OSS-DBの方でした。
意外でした。世の中の流れ的にAWSでしょ、と思っていたので。
とはいえAWS SAAが無駄だったわけでもない。効く場所が違っただけです。その話を書きます。
2か月で2つ。教材はPing-tだけ
| OSS-DB Silver | AWS SAA | |
| 取得 | 2025年5月 | 2025年7月 |
| 勉強期間 | 1カ月 | 1カ月 |
| 1日の勉強時間 | 1~2時間 | 1~2時間 |
| 教材 | Ping-t | Ping-t |
| 受験料 | 16,500円 | 150USD |
書籍は買っていません。両方ともPing-tの問題を回しただけです。
受験料はOSS-DBの方が高く見えますが、AWSはドル建てなので為替で変わります。私が受けたときは、体感で同じくらいでした。
OSS-DBが効いた瞬間:autovacuumが仕事してなかった
一番はっきりした場面がこれです。
業務で使っているPostgreSQL 15で、autovacuumが動いていませんでした。
気づいたきっかけは、dead tupleが増え続けていたこと。あと、VACUUMの最終実行日時が更新されていない。
え、動いてなくない?
原因は、autovacuumの発動条件でした。
PostgreSQLのautovacuumは、dead tupleが一定量を超えないと動きません。その閾値を決めているのが autovacuum_vacuum_thresholdとautovacuum_vacuum_scale_factor。で、後者のデフォルトが 0.2。
ざっくり言うと、テーブルの行数の2割くらいがdead tupleにならないと、autovacuumは腰を上げてくれないわけです。
対象のテーブルは、この0.2に届かなかった。dead tupleは増えてるのに、閾値には達しない。だからずっと放置。永遠に来ないバスを待ってるようなものです。
postgresql.conf のautovacuum関連の設定値を見直して解決しました。
で、ここが本題なんですが。
VACUUMやautovacuumの仕組みは、OSS-DB Silverの試験範囲に入っています。試験勉強で一通り目を通していたので、「そういえば発動条件があったな」というところまで戻れました。
もし勉強していなかったら、dead tupleが増えていることには気づけたと思います。でも「なぜautovacuumが動かないのか」をその場で説明できたかというと、たぶん無理でした。
名前を知ってるのと、挙動を説明できるのは、別物なんだなと。
OSS-DB Silverの試験範囲は、運用管理、設定ファイル、バックアップ、実行計画あたり。派手さはゼロです。でもPostgreSQLを実際に運用してる人なら、勉強中に「あ、これうちのやつだ」って場面が何回か来ると思います。
AWS SAAは、なぜ効かなかったのか
先に言っておくと、AWSは業務で使っています。
Lambda、Amazon S3、AWS Secrets Manager、Amazon CloudWatch Logs、Amazon SNS。S3に置いたファイルをサーバーレスで加工する処理がメインなので、実際に手を動かすのはS3とLambdaがほとんど。
一方、SAAの試験範囲はというと。
VPCの設計。可用性の確保。コスト最適化。オンプレミスからの移行。
……広い。
内容自体は面白かったんです。面白かったんですが、自分の担当業務からは遠かった。
なので「AWS SAAは役に立たない」ではなくて、自分の担当がSAAの想定してる領域から離れてた、が正確なところだと思っています。
設計や構成を決める立場の人なら、たぶん評価は真逆になるはず。
それでもAWS SAAを取ってよかったと思っている
理由は2つです。
1つは報奨金が出たことです。金額は書けませんが、受験料は回収できました。会社に制度があるなら、確認しておいて損はないと思います。
もう1つは、名前の通りやすさです。ただしここは、はっきり断っておきます。
私は転職を一度もしたことがありません。 なので、AWSの資格が転職で有利かどうかは断言できません。
そう感じた理由は2つあります。ITの資格ランキングでAWS系が上位に入っているのを何度も見たこと。それと、2026年のAWS Summit Japanに参加したときに、パブリッククラウドのシェアの話を聞いて「この名前なら通りやすいだろうな」と思ったことです。
あくまで印象です。実際に転職市場で効いたという確認は取れていません。## それでもAWS SAAを取ってよかった理由
2つあります。
報奨金が出た
会社の制度で報奨金が出ました。金額は書けませんが、受験料は回収できています。
制度があるなら、確認しておいて損はないです。
名前が通りそう(※あくまで印象)
ここは正直に書きます。
私、転職を一度もしたことがありません。
なので「AWSの資格は転職で有利」と言い切ることはできません。
そう感じた理由は2つあって。ITの資格ランキングでAWS系が上位に入ってるのを何度も見たこと。それと、2026年のAWS Summit Japanに参加したときに、パブリッククラウドのシェアの話を聞いて「あ、この名前は通りやすいだろうな」と思ったこと。
以上、完全に印象です。転職市場で実際に効くかどうかは、私には確認できていません。
で、どっちから取ればいいのか
私ならこう分けます。
OSS-DB Silverを勧めたい人
いま業務でPostgreSQLを触っていて、DBの勉強を何から始めればいいか分からない人。範囲がはっきりしてるので迷わないし、勉強したことが翌週の業務で出てくる確率が高いです。
AWS SAAを勧めたい人
転職を考えている人。転職先がAWSを使ってる可能性が高い人。クラウドそのものに興味がある人。この場合、実務で即使えるかどうかは優先順位が下がります。
私はOSS-DB → AWS SAA の順で取りました。取り直すとしても、順番は変えないと思います。
結局、資格の価値は「担当業務との距離」で決まる
「資格なんて意味ない」という話、よく見ますよね。
私の場合の答えは、担当業務と重なったかどうかでした。
OSS-DBは重なったから効いた。AWS SAAは重ならなかったから効かなかった。それだけ。
だからAWS SAAを否定する気は全然ないです。S3とLambda以外も触る立場になったら、たぶん見え方が変わると思います。そのときにテキストをもう一度開く予定です。
……予定は未定ですが。
書いている人については[プロフィール]https://mitsuo119.com/profile/に置いています。
資格の話でいうと、情報処理安全確保支援士試験は1回落ちてから受かりました。そのときに変えた勉強法は、有料noteにまとめています。
[情報処理安全確保支援士の「苦手分野」をTryHackMeで潰す勉強法]
https://note.com/mitsuo119/n/ne8957c9d61f5

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